1.高耐久・高耐震の2X4・2X6工法

耐久性・耐震性に優れる
2X4・2X6工法

 

家づくりのベースとなる構造は、2×4(ツーバイフォー)・2×6(ツーバイシックス)工法を採用しています。

2×4・2×6工法は、地震や嵐に強い面構造はそのままに、さらに強度・耐久性を高める独自の工夫を実施。例えば1階床組は基礎の上に敷いた土台上に2×4ランバーまたは2×6ランバーを側根太として使い、床根太には土台にかかる部分を欠き込んだ2×8ランバーを使用。床根太の下には2枚合わせの2×8ランバーを大引代わりに使い、床剛性を高めるとともに経年変化による乾燥収縮の影響をなくしています。
 
また、お客様の要望や住宅の規模・形状によっては高強度でねじれや割れがないエンジニアリングウッド・I型ジョイストを2階根太に、I型ジョイスト同じ品質を持つLSLを2階の側根太や内部根太間に使い、木材の経年変化が構造体に及ぼす影響を最小限にとどめました。
 
さらに2×4・2×6工法で2階から1階に音が響きやすいという問題については、1階天井と2階床の間に吸音材代わりの断熱材を入れるとともに、2階の床は構造用合板の上に遮音材としてスーパーハードボードを張ってからフロア仕上げを行うことで可能な限り2階から1階への音の響きを抑制しています。
 
このほか、土台には健康への影響が懸念される防腐剤が不要となる、防腐・防蟻性に優れたヒバ集成材の土台を使用しています。
 
お客様のご要望に応じて在来工法で建てることもできます。強度・精度に優れたエンジニアリングウッドのLVLやI型ジョイスト、集成材を構造材に使用し、高強度の接合金物で柱・梁などの軸組を緊結することで、優れた耐久性・強度を実現。通し柱にせん断力に優れるLVL、その他の柱と梁・桁・大引にホワイトウッド集成材、2階床根太にI型ジョイストを使用し、外周壁はOSBで耐力を強化することで、広々とした空間やライフスタイルの変化に応じた間仕切り壁の移動・設置の自由度も大幅にアップ。床は1・2階とも根太を省略し、大引や梁に構造用合板を直張りするプラットフォーム工法で水平剛性も高めています。

なお、2階床のI型ジョイストの間にはブローイング断熱材を吹き込み、さらに2階床下地の構造用合板の上には防音効果があるコンビボードを敷いて、2階から1階に響く音も低減しています。

 

独自に改良を施した2X4工法による躯体




2X8ランバーを使用した1階床組


 

土台にはヒバ集成材を採用




エンジニアリングウッドの軸組による在来工法




高強度・高精度のTJIで組んだ在来工法2階床組