2.優れた省エネ性を実現する断熱・気密性能

省エネ基準や北北方型ECOなど
様々な高断熱・高気密基準に対応

 

標準的な断熱仕様は基礎が発泡プラスチック系断熱材60mm、外壁が2×4工法は90mm、2×6工法は140mm+発泡プラスチック系断熱材25mmによるダブル断熱(在来工法は高性能グラスウール100mm)、天井がブローイング300mm。窓は断熱性があるアルゴンガスを2枚のガラスの間に封入し、ガラスとガラスの間のスペーサーには熱を伝えにくい練り物を挟んだ樹脂サッシ・アルゴンガス入りLow-Eペアガラスを使用。寒さが厳しい冬も、暑さが厳しい夏も、変わらぬ快適さを実感できる高断熱仕様です(性能向上を図るため、またはお客様の要望に応じて断熱仕様は予告なく変更することがあります)。

断熱性能は熱損失係数=UA値(W)で表され、この数値が少なければ少ないほど断熱性が高いことになりますが、当社では最低でも国の省エネルギー基準である0.46Wをクリアする断熱性能を確保。ご予算との兼ね合いもありますが、ご希望によっては北海道が推奨する北方型住宅ECOの0.36W、そしてさらにハイレベルの0.30W以下も提案させていただきます。  

断熱は現場での施工精度によって大きく左右されるだけに、所定の厚さで施工されているかどうか、外壁の断熱材は木材との間に隙間などができていないか、天井のブローイングについては施工後の沈み込みも考慮して厚めに吹き込んでいるかどうかなどをていねいにチェック。設計通りの断熱性能がしっかり発揮されるように施工管理を行っています。

また、断熱材の性能をしっかり発揮させるうえでは高い気密性能が欠かせませんが、防湿・気密シートには経年変化による劣化に強く、シートの重ね合わせ部分の密着性に優れた0.2mm厚の製品を採用。さらに構造体の屋外側に施工する付加断熱材を紫外線劣化等から保護するため、透湿防水シートには不織布にアルミニウムを蒸着させた高耐久のタイベックシルバーを使用しています。

お引き渡し前には気密測定を行うことによって、床面積1m
2あたりの隙間量が0.8cm2以下であることを確認。国の次世代省エネルギー基準の推奨値である2.0cm2以下を大幅に上回るとともに、北海道推奨の北方型住宅ECOの1.0cm2以下よりハイレベルな気密性能を標準としています

 

しっかり断熱・気密化された施工現場

 

外壁にグラスウールを吹き込んでいる現場


 

構造体の外側に付加断熱材を施工

 
 

気密測定によって住宅の隙間量を確認